知らないと損する外貨貯金
為替差益で資産を増やすならFXの方が得
外貨貯金は金利の他に、為替差益で資産を増やすことが出来ますが、外貨貯金以外に為替差益で利益を得られるのがFXです。外貨貯金もFXもリスクはあれど有益な資産運用法ですが、FXの方が有利です。
外貨貯金とFXの違いを見ていきましょう。
外貨貯金とFXの違い
【手数料】
円から米ドルに交換する場合、外貨貯金の手数料は1円程度ですが、FXは1/10の0.2円と安くなっています。
【金利】
外貨貯金は満期日に金利が付き、満期になるのも1ヶ月から1年~5年と商品によって違ってきます。そして、外貨貯金は満期になるまで解約が難しくなっています。一方FXはスワップ金利が毎日付き、出し入れも自由になっています。
【取引時間】
外貨貯金の取引は銀行の営業時間内に限られますが、FXは24時間いつでも取引が自由となっています。
さらに、FXには外貨貯金にはないレバレッジというものがあります。レバレッジは投資などで信用取引をおこない、資金以上の金額の取引を行うことができます。ただ、レバレッジは大きな利益を得ることができる反面、差損も大きくなるというリスクもあります。
以上の点から、外貨貯金よりもFXがお得な理由ははっきりしているのです。
外貨預金の損だと思う点
外貨貯金は高い金利などで人気を集めていますが、注意すべき点があります。
まず、外貨貯金は預金保険制度の対象にはなりません。日本では銀行が破たんしてしまった場合、1000万円までの保障がありますが、外貨の貯金は保障されません。もし海外の金融機関が破たんしても、預金は戻ってこないということです。世界の金融界では倒産も珍しいことではありません。折角預けた預金がなくなってしまう危険性があることも考慮しておく必要があります。
また、円から海外の通貨に交換する時には、外国為替手数料がかかることを忘れてはいけません。また満期を迎え、海外の通貨から円へと交換するときにも手数料が発生します。日本銀行の1%という低金利のため、外国の高金利はとても魅力的ではありますが、手数料で利益が消えることもあります。注意するにも途中解約出来ないので、どうなるかは運次第です。
そうです、外貨貯金は途中で解約することができません。外貨貯金は円高・円安によって変動しますが、預けた時よりも円高になれば、それだけ貯金の価値が下がることになります。そうして損をしている時でも解約することができないのです。もし途中で無理に解約を行った場合は、それ相当の金額(違約金)が請求されることがほとんどです。
こんな外貨貯金ですが、あなたはレートが変動しても精神的に耐えられそうですか?
税金もしっかり取られます
今から外貨貯金を始めたいと考えている人は、外貨貯金の税金対策も考えていた方が良いでしょう。
外貨貯金には必ず税金がかかり、外貨預金の利息の税金は「源泉分離課税」として自動的に天引きされ、為替差益の税金は「総合課税」として確定申告を行わなければなりません。
外貨貯金にかかる税金には、外貨貯金の利息に対する税金と、為替差益に対する税金の2タイプがあります。
このうち外貨貯金の利息に対する税金は国税15%と地方税5%であり、合わせて20%の税金が外貨貯金の利息分に対して源泉分離課税されてしまいます。これは、外貨貯金を解約し、利息を受け取る時に源泉徴収されるため、何も申請などを行わなくても大丈夫です。
外貨貯金の為替差益に対する税金は気を付ける必要があります。外貨貯金の為替差益に対する税金は総合課税扱いとなっています。そのため、年1回、雑所得として確定申告を実施する必要があります。確定申告を行う必要があるケースは、給与所得が年収2,000万円以下であり、かつ給与所得・退職所得以外の所得、つまり今回の場合では外貨預金の為替差益が20万円以上ならば、確定申告を行わなければなりません。逆に、為替差益が20万円以下ならば、確定申告は行わなくても問題ないです。
なお、外貨預金の差益収益、つまり外貨貯金の所得がプラスになった場合、確定申告が必要です。しかし、外貨貯金の差益損益、つまり元本割れなどで外貨貯金の所得がマイナスになった場合、利益がないため無課税扱いとなり、確定申告が不要となります。そして、マイナス分を所得の総額から控除することができるのです。
外貨貯金における税金の負担額が大き過ぎると考える人たちには、外貨のまま保有し続けることをお勧めします。外貨から円貨に切り替える際に税金が徴収されるシステムであるため、円貨に戻さなければ税金を支払う必要はありません。
外貨貯金の利息に対する税率は一律で決まっていますが、為替差益に対する税率は確定申告した際の個人の総所得金額や所得控除額によって変わることに注意しましょう。
